不定期連載

駅弁屋って〜!?
ドライブインって〜!?



ぴーちゃんが
ナイショのないしょの内輪話を
皆さんにだけ大暴露〜〜!?


時々のぴーちゃんの気持ちを
正直に書きました〜〜♪


  名物駅弁とは・・・・・   2005年11月27日

      ←発売当初と変わらない、牛肉を焼く様子

 

 みなさま、またまたご無沙汰いたしました。
 
 駅弁のあら竹 ぴーちゃんです。


 いよいよ2005年も終盤、2006年お正月から帰省と観光の最盛シーズンと重なり、全国各地での
 
 「駅弁大会」は最高潮を迎え、日本中の駅弁屋さんが1年で最も活気つく季節がやって参ります。

 あら竹一同は、お客様の期待の大きさをひしひし感じ、職人としてのワタシたちは、精一杯「いい仕事

 をする」ことで、そのお心にお応えせねばと、自らを厳しく戒めてもおります。



  さて、本日は、「名物駅弁」のお話をいたしましょう。

 ガイド本などによりますと、日本各地に「名物駅弁」が存在いたしますね。

 地元の名産、特産を使い、郷土の味を旅のお客様にご堪能いただく「地方の特色あふれる駅弁」、こ

 れが、幾星霜の時を経て、大勢のお客様の支持を受け、誰が名付けたか「名物駅弁」と呼ばれるよう

 になるわけですね。

  ありがたいことに、ブランド和牛の先駆け的な存在として昭和34年に誕生いたしましたあら竹の

 「元祖特撰牛肉弁当」は、日本を代表する牛肉駅弁のひとつとして、誰言うでなく、この名誉ある称号

 を頂戴し、現在もあら竹の人気NO1を誇る、看板駅弁です。

 また、発売4年目を迎えます「モー太郎弁当」もみなさまのご支持のおかげをもちまして、「名物駅弁」

 の仲間入りをさせていただけたかな・・・というところです。(笑)

 あら竹では、「名物」と名乗らせていただくからには、その品質にも絶対の自信と責任があると

 日々感じ、仕事をしております。

 地元松阪で培われた厳しい目で仕入れをし、駅弁の中の具材ひとつひとつの素材の良さ、特に松阪

 の名産、味の芸術品とも呼ばれる「黒毛和牛」の美味しさと柔らかさ、地元三重のお米を4升釜で炊

 き上げたもっちり感を含んだ真っ白いご飯の旨みには、確固たる信念に値するほどの「自信」が

 ございます。


 「名物」の名に恥じぬよう、隠れた味の工夫も、長き年月でさらに磨かれております。

 松阪牛を育てた牛匠の匠の技を感じつつ、口の中でかめばかむほど広がる「牛肉」の風味、秘伝の

 タレと白いご飯の3すくみはべストマッチで、お肉、ご飯、お肉、ご飯・・・・どんどんお箸が進みます。

 牛肉と白米の美味しさが際立つ、まさに「名物駅弁」の真骨頂です!!


 味の伝統を守るべく、昭和34年と変わらぬ味をそのままに、弊社では、「名物」を求めて松阪まで

 お越しいただくお客様の期待を裏切らない努力を、これまでもこれからも続けて参りますことをここに

 お約束いたします。


  「名物」であり続けるためには、販売自体が年中無休であること、ゆえに、駅売りはもちろん「通年

 販売」であることが何より大切と思います。

 そして、親子孫3代のファンも多いこの「名物駅弁」を次世代につなげていくことが、ワタシの使命とも

 考えます。

  ワタシにとっては、子供の頃から今でもずーっと、「元祖特撰牛肉弁当」は、朝の店を開けた時

 から、夜の閉店時間まで、店に並んでるのが普通、当たり前でした。

 夜の閉店時近くなどで、売り切れの場合は、売店のおばちゃんが「牛弁ひとつ、お客さんです」と電話

 を入れてくれると、5分以内に走って、アツアツご飯の「元祖特撰牛肉弁当」を届けてきました。

 (夜遅い時間などは製造の従業員さんはいないので、注文の電話があると、駅売店まで走っていくの

 が、子供時代からのワタシの役目でした・・・笑い)


 ふだんは駅まで歩いて4分ですが、弁当を持てば、2分で走れる、変な自信があったりして・・(大笑い~~;;;)

 「元祖・・・・なら、朝7時から夜9時まで、いつでも、必ず用意があります」

 「もし、運悪く売り切れなら、少し待っていただければ、お届けします」

 これって、あら竹では、ごくごく普通のことです。

 これこそが、絶ゆみなき営業努力でございましょうか・・・(笑い)

  父も母も、祖父も祖母も、店には、切らすことなく「牛肉弁当を出しておく」、これが当たり前のことで

 したし、今現在でも、閉店時間の夜9時でもお客様が「元祖特撰牛肉弁当、ください」っておっしゃって
 
 くださいますなら、「もちろんご用意出来ますのよ、自信を持って!!!!」・・・・。


 車内販売のJR「特急南紀」でも、1号から最終の8号まで、必ず予約&販売が可能です。

 でも、これって、ものすごく珍しいサービスなのかも・・・って思いはじめました、ワタシ、最近・・・・・。

 夜遅くでも、運のいい方には、アツアツご飯の駅弁が渡ることもあります。
 
 ・・・・・・・・あはっ、これは、あくまでも「時の運」ですので・・・・・そ〜〜〜でない時もありますので、

 ご容赦くださいませよ、ごめんね。

  インターネットの有名駅弁サイトでは、「駅売りがされてない」「朝10時に行ったのに○○駅弁が
 
 売店に並んでなかった」「週末だけの製造」・・・・・・・・・・

 そんなことが話題になったりもしておりましたが、これは、やはり、それぞれのお店には、それぞれの

 営業形態があり、それぞれの社内事情があることと想像できます。


 大都市部の大型駅なら、そんなことはないと思いますが、地方の乗降客のたいへん少ない小さな駅

 では、仕方ないことと、同業者のみなさまに代わって弁明いたします。

  ただ大切なのは、どんな場合でも、お客様の期待を裏切ってはいけないことと、強く思います。

 本日は、地味ではありますが頑固なるあら竹の姿勢を、ネットを通じひとりでも多くのお客様にご理解

 いただけたら幸いと思い、長々と書いておりますのよ。。。。

 弊社以外でも、そういう地味な営業努力をしてる駅弁屋さんも、多くあると思いますよ。

 心を痛めるような噂だけが先行するのは、いささか残念でもあり、駅弁業界全体のイメージダウン

 にもなると思いますので、あえて、ここで「こんな駅弁屋もありますよ」と声を大にして申し上げたい

 ぴーちゃんです。


  明治以来、130年以上続く駅弁業界ですが、時代の波の中で変わりつつあるとも思います。

 新たしい試みもたくさん生まれております。

 しかしながら、「駅弁屋」と名乗るからには、「駅売り」が商いの基本と思いますし、「名物」というから

 には、それぞれが「名物」の重責を果たさなければいけません。

 最近、そうでない駅弁がどんどん生まれ、またいつの間にかなくなっていくのは、駅弁屋のワタシに

 は、どうもつらく、悲しい現実です。

 それならば、三重県松阪の「元祖特撰牛肉弁当」は、正々堂々、「いつでも必ずある名物駅弁、朝7

 時から夜9時まで駅売店で売ってる名物駅弁」をもっと大きな声で名乗ってもいいのではと思い、今回

 のテーマに書いてみました。

 そんな地道な商いであればこそ、こうして、創業110周年を迎えさせていただけることと思っておりま

 す。

  「松阪はええなぁ・・・松阪牛で食ってけるでなぁ」とおっしゃいました、某鉄道会社の偉い方がありま

 したが、そんなに商いの世界は甘くないですよ。(笑)

 「松阪牛」でご飯が食べれるくらいなら、松阪の肉屋さんはみんな大繁盛で、町中御殿だらけですよ

  ・・・・(大笑い)

 同じ商売を何十年も続けるためには、「誠意のある商い」と「真摯な仕事」、そして「前に目を向ける

 こと」・・・・これに尽きます、何事も・・・・・。

 もし、どこかで駅弁を買って、がっかりされたお客様がいらっしゃいましたら、どうぞ、小さな駅の、

 小さな駅弁屋の「古めかしい駅弁」を買ってみてください。

 案外、その方が、【あたり】だったりする事実・・・・。
 
 
  名物駅弁とは、売り手のワタシ達が作るものでもなく、駅弁を取材するメディア

 が作るものでもなく、ましてや、駅弁大会を運営する営業サイドが作るものも、決してありません。

 他でもない、駅弁を買ってくださるお客様、それも現地に旅をして買ってくださるお客様がお作り

 になるものだと思うのです。

 そうでなければ、一過性のコンビニの人気弁当と変わらない存在でしかなく、鉄道・旅・思い出を

 長きに渡って共有するという「駅弁」にしか持ち得ない「存在価値」がなくなるわけです。
 
 (駅弁大会などのその年の催事では、びっくりするほどの販売数量を誇った新作駅弁が、数年後

 には、いつの間にか売り場にも並ばなくなるという事実

  ・・・・これは、名物駅弁のあり方ではないと思うのです。)

  みなさまが旅をして、現地の風景、空気、方言と共に楽しむ、これが「名物駅弁」の
 
 観光文化の中での重要性だと思います。

 ゆえに、駅弁は永遠に不滅と心からそう願い、またそうなりますよう駅弁屋は日々努

 力するべきと思います。


  長年にわたりみなさまからいただいた「名物駅弁」の名誉に恥じぬよう、これからも努力と工夫の

 あら竹でございます。

 創業110周年をひとつの節目に、さらに、120年、150年、200年と、お客様とあら竹の歴史が

 つながりますよう日々努めて参りますので、どうぞ、変わらぬご贔屓のほどよろしくお願いいたします。





  駅弁屋として、地域に貢献出来れば・・・・・   2005年6月10日

      ← こちらが、松阪駅前のあら竹本店です

  ご無沙汰でございました。

 このページの更新は1年ぶりでございます。

 たいへん不定期な読み物で、心苦しく思っております。(ペコリ・・・心からのお詫び〜)

  さて、今回は、この1年に感じましたことを改めまして、書き綴り、みなさまにもお考えいただきたいと

 思い、筆を進めております。

 
  「どんな名作でも命を保つには旧に倍する気力と工夫が必要。」

 これは、先日、ワタシがふと読みました演劇誌でのミュージカル「ラ・マンチャの男」への賛辞の中の

 一行でした。
 
 松本幸四郎主演、初演から三十ゆう余年、千回以上の上演を重ねた不朽の名作ですね。
 
 ぴーちゃんも、東京時代から何度か観劇いたしました。
 
 繰り返し繰り返し観ても決して飽きることなく、観るたび感動も新た、完成度の高い超一級品の舞台
 
 の魅力は、ステージからほとばしる役者のエネルギーに他なりません。
 
 役者の熱き情熱とパワーが感動という形で客席にビンビン伝わります。
 
 初演から今日まで主役を務める幸四郎さんのパワーたるや、賞賛に値します。
 
 このパワー維持の源は、きっときっと、たゆまぬ努力と、自分の生業を存分に楽しむ心にあると想像

 しております。

 
   ぴーちゃんの仕事、駅弁屋も同じかな・・・・って最近感じましたのよ。

「元祖特撰牛肉弁当」は昭和34年(1959年)紀勢本線の全線開通を記念して新発売、以来46年

 に渡り、決して色あせることなく、逆に「名代の名物駅弁」としてみなみなさまに愛されております。

 この歴史を踏まえ、皆々様のご声援とご支持で、こんな小さな田舎のローカル線の駅弁が、日本でも

 5本の指に数えていただけるほどの有名駅弁に押し上げていただいております。

 このありがたき現状に、今も昔も変わらない牛肉を同じ味で提供し続け、お客様のご期待を裏切ら

 ず、ご堪能いただけることに、わたしどもの仕事の意義があると信じておりますぴーちゃんは、この劇

 評を読み、改めて、自分に課された「家業を守り・次の世代につなげる」使命を読み取った気がいたし

 ます。

 「気力と工夫」のあら竹ぴ−ちゃんでございまするぅ〜〜♪

 ところで、最近の駅弁界での大きな出来事として、某コンビニで、【駅弁】マークのついた「エキベン」

 が他のコンビニ弁当と同じ棚で販売されております事実があります。

 これは、パッケージについたの【駅弁】の表示でも明らかなように、コピー商品、ライセンス商品であり

 ますことは周知の事実です。

 自社の人気商品を貸し出したようなものでしょうか・・・・。

 その結果、同じ棚に並列された「コンビニ弁当」に売れ行きという商業結果として、大きく水をあけられ

 ることがわたしども駅弁屋にどんな未来を与えてくれるのでしょうか・・・・。

これは、自社の商品に対する品質と安全への責任を手放す結果になり、自分で自分の首を絞めるも

 のでなかろうかとたいへん心配するものです。

 もちろん、「暖簾を守るため」になさったことと思いますが、この駅弁屋さんの英断が、求める気持ちと

 は、逆の方向に事態の結果を進めてしまったように感じます。

  また、ここ数日で、明治からの老舗の駅弁屋さん、それも毎年新作を意欲的にどんどん発表し、

 ぴーちゃんのお手本とかねがね思っておりましたお店が2件、相次いで、倒産、事業の清算との

 ニュースが飛び込んでまいりました。

 これも、たいへん大きなショックでしたし、考えさせられることでもあります・・・・。

 これは、あくまでも、理想ですが、今こそ駅弁屋は「駅売りの復権」をもっと真剣に目指すべきでは

 ないでしょうか。

 「ぴーちゃん、考え甘い!」ってお叱りの言葉が聞こえてきそうですが、あえて、申しますと・・・・。
 
 日本全国に広がる駅前商店街の衰退、個人商店の閉店、廃業相次ぐ悲しき現実・・・・。

 地方都市の観光産業を活発にする、地域おこしと称しつつ、結局は全国規模のイベント会社、プロデ

 ュース会社が先頭に立つ「食のテーマパーク」「テーマ館」の乱立がすごいスピードと資本力で押し寄

 せております。

 昔のようなお客様対地元
商店主という1対1、地域に根ざした商いが全国的になくなりつつあります。

 これでは、食文化が全国どこでも同じように展示&提供されるようで、方言の優しさ、そこはかとない

 懐かしさ、ふるさとの母のごとき温かさなどに象徴される、「地方の特性」の衰退が、心に痛いばかり

 デス。。。。。


 その都市の置かれる立場にもよりますが、ぴーちゃんは、松阪なら、これを食い止める旗頭に駅弁は

 なれるように思います。

 駅弁はその都市の顔、表玄関であるところの「駅」、中心商店街において販売されているからです。

 その発生と成立が明治時代の鉄道、駅の発生、鉄道の駅を中心に生活文化、生業の基盤が建設さ

 れたことに起因するからです。

  ここ数年、都市部の百貨店、スーパーにおいて、駅弁大会が非常にさかんです。
 
 弊社でも、この収入が相当なる割合を占めております。

 これは、駅弁業界が今後繁栄して行く上で、最重要なキーパーソンです。

 やはり、集客力のある都会での駅弁イベント、催事は、経営面では、柱ともなる、心強い存在です。

 しかしながら、地域、地方の文化として、地域つくりに貢献する地元企業としての駅弁屋は、やはり、

 その地域、地方で商売が成立しなければ、年間を通じての優良経営は成り立ちません。

 その要素として、駅弁の魅力で、観光客、旅人をその駅、その都市に呼び込むこと、つまり、「駅弁が

 欲しいから」→「駅弁を食べに○○駅に行く」「○○駅に行くために○○鉄道に乗る」その動機つけの

 大きな要素にならねばと思います。

 観光、地域応援の駅弁屋として、地域の活性化に力を尽くすことは、ひいては、自分の街を豊かに

 し、自らの手で自らの商いを育成していくことになるとぴーちゃんは思います。

 松阪は、三重のほぼ真ん中に位置しますが、鈴鹿〜伊勢志摩に囲まれ、観光地としては少々

 印象の弱い街です。
 
 しかしながら、最近は、「松阪牛を食べる」を目的に、旅人と一目でわかる老若男女で、週末の駅前

 は、なかなかにぎやかですよ。
 
 駅弁で、地域の観光に、地域の活性化に貢献してるようで、なんか、とってもうれしい〜〜〜なっ♪♪

 駅前の衰退の危機が叫ばれる昨今、駅の売店は、たいへん小さな店ですが、「あら竹の駅弁を買い

 たいから、松阪で降りる」、そんな動機付けの要素となり、鉄道利用の振興、地域応援のお役に立て

 れば、明治より松阪駅前に店を構えるあら竹、こんなうれしいことはありません。

  みなさま、ぜひとも、駅弁をその土地、その駅、現地で、召し上がれ〜〜〜♪♪

 食のワクワク体験してみてくださいね〜〜♪♪




  お客様が育てる新作駅弁   2004年4月20日

      ← これが「駅弁屋あら竹丼」です


  みなさん、子供さんをお持ちですか〜?
 
 子供は、日々育ち、友達との交流、学校の行事や家族との旅行を通じて、

 どんどん成長していくものですね。

 
 ぴーちゃんが感じますに、駅弁も同じなんですよ。


 駅弁って、新発売した当初は、爆発的には売れませんのよ。

 
 お菓子やゲームのような宣伝力もないので、発売日などはまったく静かなものです。(笑)

(大都市のターミナル駅は別ですが・・・・・^^;;;)

 それが、ふだんの店売り、駅売り、そして駅弁大会と時間をかけて、その味がお客様に浸透して、

 人気者になっていくわけです。

  うちの場合ですと、近年新発売の「うま〜いどん丼」「モー太郎弁当」「モー太郎寿司」が

 それにあたります。

 「うま〜いどん丼」は松阪の焼肉の旨みがじっくり溶け出す過熱式ですし、

 「モー太郎弁当」はすき焼きの抜群の美味しさ、牛の容器、メロディー、

 「モー太郎寿司」は牛しぐれ巻き寿司の手軽さ、モー太郎シールの遊び心など、

 駅弁としての演出と魅力がいっぱいと自負しております。

 これが、話題性につながり、テレビ、新聞、雑誌などマスコミでも多数取り上げられ、

 駅弁大会では日本中から注目をいただき、あちこちで引っ張りだこの人気もの、

 知名度も急上昇しております。

  でもねぇ、どんなに企画が良くても、新作で話題にはなっても、食べて美味しくないものは

 リピーターができませんので、絶対売れませんのよ〜〜★。

 最初の1回は目新しいので買ってくださっても、その次はないものと思います。

 これが、食べ物のシビアなところ・・・。

 逆に、お客様が美味しいと判断してくださると、口コミで評判は広がり、会期の長い
 
 駅弁大会などでは、追加注文で販売数を増やしていただけることにもなります。

 これが「評判が評判を呼ぶ」という現象でしょうか〜♪

  今期の「モー太郎」がそうでした。

 いつの間にか駅弁ファンの皆さんから「モー太郎弁当」を『モー太郎・兄』、

「モー太郎寿司」を『モー太郎・弟』と呼んでいただき、ニックネームまで頂戴したことは

 『モー太郎・生みの母』のぴーちゃんとしては、なによりの喜びでした。

 お客様への人気の浸透、これも駅弁の成長のひとつでしょう。

 しかしながら、いいことだけでなく、非常にたくさんのお客様が買っていただく駅弁大会では

 「クレーム」も発生いたします。

 (ここで言う「クレーム」は衛生面の苦情でなく、お客様の趣味・嗜好の問題にも関わってきますが・・)

 例えば、お肉の盛り付け、ご飯の硬さ・柔らかさなどにご指摘をいただきました。

 通常の駅売りでは、少量しか製造いたしませんので、気がつかないことばかり。

 5個作るのと2000個作るのでは、かなり条件が違いますので、これが苦労苦心の山です。

 こんな風にお客様に教えていただき、貴重なご意見をいただけるのも駅弁大会のよいところ。

 たくさんの方々のふるいに掛けていただくチャンスみたいなものですものね。

 開発・製造の段階で発見できないことを、ご指摘いただけることは大変ありがたいことです。

 それをただちに改善する、工夫することで、またいい方向に進むことが出来ます。

 より美味しくを目指し、松阪で召し上がっていただく商品と味・見た目に差がないように

 製造工程を見直したり、作業手順を変えたり、出来る限りの方策を駆使しました。

 ある意味、駅弁大会は「駅弁修練の場」かもしれません~~;;;;

 こうして、駅弁は駅弁大会を経験することで、切磋琢磨され、一冬を乗り越えることで

 成長するというわけです。

 全国の駅弁は、新発売ののち、数年で自然淘汰され、美味しくないものは消えてゆき、

 実力のある駅弁だけが残っていく、そうして名物になってゆくのだと思います。


 これはひとえにお客様の力によるものです。

  ドライブインでも、同じです。

 あら竹の看板商品「元祖特撰牛肉弁当」のあのお肉を使ったメニューがレストランにあるんですよ。

 「駅弁屋あら竹丼」と「駅弁御膳」です。

 どんなに『モー太郎兄・弟』が人気駅弁になっても、やはり、

 あら竹の原点は「元祖特撰牛肉弁当」と思いますし、お客様も地元松阪では、何をさておいても

 「元祖特撰牛肉弁当」をお選びになられます。

 そのご要望にお応えする意味でも、店内でゆっくりお召し上がりいただけるように工夫しました。

 特に「駅弁屋あら竹丼」は、あの独特の味付けの牛肉、タレ、ご飯を一緒に食べることが出来、

 おまけに野菜(大きなレタス・・・モスバーガーがヒント)も摂取できるというたいへんうれしい

 欲張りな内容なんですよ~~;;;;

  実はこれ、弟イサオの長男K君がとても小さい頃、「元祖特撰牛肉弁当」の肉を食べ終わった後、

 残ったタレにご飯をまぶして食べてたのがヒントだったんですよ。

 ありがたいことに、今では、たくさんのファンも出来、うちの人気メニューの代表です。

 これもお客様に育てていただいたメニューに他なりません。

 ある男性にいたっては、「このお肉だけあと4枚追加して欲しい」という強いご希望もあるくらいです。(笑)

 根強いファンのみなさんに支えられて、人気商品は育つ、この典型でもありますね。


 本当に、本当に、ありがたいことだと実感しております。

 「元祖特撰牛肉弁当」は、誕生が昭和34年ですから、45年の長きに渡って、

 松阪を代表する駅弁として全国に君臨、まさに「ロングセラー」駅弁の代表格です。

 これを支えたワタシの祖父母の話、誕生秘話なども次回にはご披露したいと思っております。

 また、お楽しみになさってくださいませ。





  新駅弁「モー太郎寿司」制作秘話   2003年11月25日
 
  

   夏から長い間更新をサボってしまいました〜〜〜^^;;;

 仕事に追われ追われ続けているとはいえ、期待をしてくださってるみなさんに

 深くお詫び申し上げる次第ですぅ・・・・。

 しか〜〜〜し、前回もこんな書き出しだったような・・・・・・・・・・・^^;;;;;;

 まぁ、細かいことは気にせず、さっそくタイトルのお話へ。

   
  駅弁屋の1年の仕事の流れとしては、春から夏に新商品を開発して、冬の駅弁大会で

 その真価を問う、つまり、お客様の多くの支持を得られる駅弁大会で広く全国販売し、人気駅弁に成長〜

 なので、日本全国では秋に新作駅弁が次々誕生します。

 もちろん、1年で消えていく駅弁が多いことも事実かな〜〜〜〜^^;;;;

 さて、今期のぴーちゃん、新作駅弁開発のコンセプトは「子供たちにもっと駅弁を・・・・」ということではじめました。

 話は少し飛びますが、今多く語られている「スローフード運動」を初めて日本に紹介したと言われている作家の

 下村奈津さんによると、この運動には大きく分けて3つの目的があるといいます。

   @消えつつある郷土料理や質の高い食品を守るとこ

   A質の高い素材を提供してくれる小規模生産者を守ること

   B子供たちを含めた消費者全体に、味の教育を進めていくこと

 これは「地産地消」の考え方にもそのままつながります。

 ぴーちゃんが求める「駅弁」の姿そのものであり、ひいては、うちのような小さな企業が過当競争の激しい駅弁業界で

 生き残っていく道とも思っています。

 特に、Bの子供たちへの本物の食べ物の味への啓蒙活動、これは、以前からのワタシの願いでもありました。

 「日本の未来を担う子供たちにこそ、駅弁を食べて欲しい。

 実際に食べることで、その魅力を一人でも多くの子供たちに理解して欲しい。」

 これにつきます。


  そこで、昨年の「モー太郎弁当」は黒毛和牛の容器で、小さい子供を泣かしてしまったという笑い話も

 ありましたので、今期は、もっと「かわいく」がテーマとなりました。

 黒毛和牛をテーマにした昨年は、「松阪牛」の威厳と風格を重んじましたので、「コワイ」という印象があることも

 いなめない事実ではありましたが、今期はそれに挑戦。

 そういう意味でぴーちゃんの頭に浮かんだのが、昨年、鉄道ファン&駅弁ファンのイラストレーター・大阪の鬼丸さんから

 いただいた、あら竹のオリジナルキャラクター「モー太郎」です。

 この「モー太郎」が活躍する駅弁を作ろう〜〜♪ 

 それが「モー太郎寿司」のスタートでした。

  新作駅弁開発は、お弁当の内容と概観のデザインが同様に重要なポイントです。

 内容は、子供さんから御年配の方にまで手軽に召し上がっていただける点にウエートを置いて、また、これまでの駅弁大会の

 あら竹の商品ラインナップにないものということで「巻き寿司」に決まりました。

 ここまではかなり早く進み、そのおおよその弁当の中身に伴い、概観の製作に入りました。

 いつも新商品開発ではお世話になる駅弁資材メーカーと何度も打ち合わせをして試作品を作ってもらったのですが

 ど〜〜もピンとこない〜〜〜〜〜〜(--;;

 駅弁ではパッケージデザインはとても大切な要素です。

 パッケージコレクターが、たくさん存在することでもその重要性は明らかです。
 
 ぴーちゃんとしては、今回のパッケージは是非とも「モー太郎」をメインにデザインを進めてもらいたかったのですが、

 なかなかこれが難航〜〜〜〜〜〜〜。

 駅弁資材メーカーのデザイナーさんには、「駅弁」・「松阪の牛肉の巻き寿司」・「モー太郎」の組み合わせが

 どうもしっくりいかないようで、何度言葉を尽くして説明しても、ワタシの中のイメージ通りに出来上がってきません。

 駅弁の内容を示す写真と「モー太郎」のキャラクターをパッケージに描いてくださるのですが、これがどうも????

 困ったなぁ〜〜〜〜〜、ど〜〜〜しよ〜〜〜〜ぉ????

 ここでぴーちゃん、昨年「モー太郎」キャラクターをプレゼントしてくださった鬼丸さんのお顔が浮かびました。

 彼なら「モー太郎」を作ってくれた本人であるし、鉄道と駅弁を心から愛してくれている人なので、出来るかも!!!!!

 だめもとだしなぁと自分を勇気づけ、恐る恐るお願いしてみると、

 「いいですよ、面白そうなので、やってみましょう。」とうれしいご返事。

 待つこと、1週間、送られてきたパッケージデザインは見事ぴーちゃんのイメージにドンピシャ!!!!!

 本当にお見事!!!!!!っってくらい、いい雰囲気でした。

 今までにない斬新なパッケージデザインで、駅弁の常識を覆すほどの出来栄え!!!!!!!!!!

 そして、最終結論を出すあら竹の新商品開発会議の席で、仮完成の駅弁資材メーカーのパッケージと

 鬼丸さんのパッケージが全面対決。

 満場一致で、鬼丸さんの斬新なデザインに決定という運びで、今回のイラスト画全面採用のパッケージとなった次第。

 今回は、鬼丸さんの鉄道知識の造詣の深さも大いに役立てていただきました。

 鉄道を愛する皆さんとのインターネットでのつながりがなければ、鬼丸さんとお知り合いになることもかなわず、

 この新作駅弁も誕生していなかったと思うぴーちゃん。


  元祖特撰牛肉弁当の誕生丸40年めの記念日、2000年7月15日にHPを開設して、はや3年が過ぎました。

 こうして応援してくださる皆様のお力をひしひしと感じるぴーちゃんです。

 先日、東京出張の際、お目にかかった某駅弁大会企画会社の大社長さんに、

 「電子化がたいへん遅れているこの駅弁業界では、あら竹さんは 日本で一番ネット活動が充実していますねぇ。

 特異な存在ですよ。 いい意味でたいへん関心して拝見してるんですよ」と

 お褒めの言葉をいただきました。

 あら竹は経営規模の小さいローカル線の駅弁屋ですが、こうした部分をお認めいただけて、本当に光栄です。

 これからも皆様にあら竹の駅弁作りの姿勢をご理解いただけるよう、どんどん情報発信に努力して参ります。

  さて、いよいよ、駅弁大会も本番を迎えます。

 変わらぬご贔屓を心よりお願い申し上げます。





  夏の駅弁屋   2003年8月25日
 
  

   長い間連載をサボってしまいました〜〜〜^^;;;

 職務怠慢を心らかお詫びするぴーちゅわんですぅ・・・・。

 では、前置きは短く、本題の今回のお話へ。

  夏は駅弁屋にはとても忙しい季節。

 夏休み、お盆の帰省、観光シーズンと、てんてこ舞いの時期です。

 ところが、「製造後かなりの時間が経ってからお客様が食べることも想定される」駅弁にとっては一番ピンチの時期でもあります。

 勘のいいアナタにはすぐお分かりのことと思いますが、食材がいたみやすいという、本当に怖い季節〜〜〜★

 少しでも注意を怠ると大きな事故にもつながりますので、ワタシ達駅弁屋は衛生管理に細心の注意を払う時期でもあります。

 大切なことは、ます何といっても、新しい食材を使うこと。

 そして、必ず、当日の朝に仕込むこと。

 作り置きは絶対にダメ!!!!!!

 頑固ですが、商売下手かもしれませんが、うちの駅弁は、添加物・保存料・防腐剤を一切使用しません。

 先代、先々代の姿勢を守り、とにかく、時間がたってしまったものは、売りません!!

 朝製造した弁当が、夕方まで売れ残ったら、売り場から下げて廃棄します。

 (牛肉弁当など人気駅弁は回転がいいので、どんどん追加で製造できますが、「料理弁当」など1日の製造数が少ない

 駅弁ほど、その日の売れ行き次第で、夕方まで残ってしまうことがあるんですねぇ。)

 正確には廃棄でなく、必ず、ワタシ達が試食してみます。

 昨日も実は、1個だけ「料理弁当」が夕方5時まで売れずに残っていたので、売り場から下げ、ぴーちゃんが午後8時に試食しました。

 最高気温35度を越える残暑厳しい日でしたが、もちろん、食材にいたみもなく、たいへん美味しくいただきました。

 (こうして、お客様の立場になって『食べる』という実証はたいへん大切と思います〜☆)

 安易に防腐剤とかを使えば楽かもしれませんが、それは、あら竹の頑固な姿勢に反します。

 防腐剤や添加物入りの食品が本当に美味しいといえるでしょうか!?

 大切なことは食の「安全」と「美味しさ」。

 化学が進んだ現代では、この2つは、突き詰めると相反する事象かも〜〜〜〜。

 「安全」を求めると「美味しく」なくなるし、「美味しさ」を求めると「安全」でなくなる〜〜〜!?

 でも、それはちがうよね!!!

 防腐剤や添加物は、味にも健康にも何らかの影響がありますよねぇ。

 それならば、やはり、頑固者かもしれませんが、昔ながらの製法を厳しく守って、作り手のワタシ達が「安全」で「美味しい」

 と自信を持って言える駅弁をお客様にお届けするのが使命だと強く思います。

 
  そんな風に、作り置きをしないあら竹では、時にびっくりするようなことも起こります。

 お盆休みも終盤、熊野大花火大会の翌日(8月18日)でした。

 松阪駅午後7:34分着の特急南紀10号(上り)の車内販売のJR東海○ッセンジャ−ズの売り子さんから注文電話が・・・・。

 彼の声は大慌ての模様・・・・・・

 「南紀10号に牛肉弁当41個注文入りました。全部予約です〜〜〜!!!」

 このとき、時計は午後7時ジャスト!!!

 電話を取ったぴーちゃんも大慌て!!!!!!

 ひぇっ〜〜〜っ、駅のホームまで走るのに5分かかるやろ〜〜、つっぅーーーことは、29分で41個作る!!!!

 予約を取っていただいてる以上、絶対に列車に間に合わせなければなりません。

 さて、ここからは時間との戦い。。。。。。。。。

 駅弁作り45年のゴットハンドの持ち主、社長(ぴーちゃんパパ)、駅弁屋の娘に生まれて65年の隠れた実力者ぴーちゃんママまで動員して、

 大至急の製造に取りかかりました。

 幸い、熊野大花火大会の翌日ということで、お帰りのお客様を想定し、ご飯だけは炊いてありました。

 肉を用意する人、弁当を組む人、ご飯を入れる人、包装する人、みんな流れる汗をぬぐうヒマもありません。

 「間に合わすぞ!!」って使命感で動くのみ・・・・。

 こういう時はやはりベテランの力は大きいです。

 仕事が確実で早い!!!! とにかく早い!!!! さすがゴットハンド!!!!

 おかげで、なんとかかんとか、41個出来上がったのが、7時24分。

 若い(!?)ぴーちゃんともう一人の社員さんが松阪駅の3番線ホームまでひた走り!!

 両手に10個ずつ入った弁当の包みを下げて、信号無視ね・・・(お巡りさん、今夜は許してね〜〜〜〜^^;;;)

 所定の積み込み位置には無事7時30分に到着、ギリギリ、セーーーーフ!!!!!

 ホームの暑さか、はたまた、余裕が出たせいか、今までにないくらいの汗が、体中から滴り落ちて^^;;;;

 もうひとりの社員さんを見れば、ぴーちゃんと同じように、汗みどろ、汗まみれ・・・・・・。(大笑い)

 そこへ、名古屋行きJR特急南紀10号が定刻より2分遅れで松阪駅に到着。

 満面の笑顔で、JR東海○ッセンジャ−ズの売り子さんに41個の「牛肉弁当」を渡すぴーちゃん。

 「ありがとうございました!!!」いつもよりずっと大きな声で列車を見送りました〜〜♪

 さすがに、この日の特急南紀は満席。

 出来立ての「牛肉弁当」はきっときっとお客様に喜んでいただけたものと確信。

 ふだんは、本当にお客様の少ない特急南紀ですが、この日は本当にうれしかったです!!

 心地よい充実感に、ヘルペスで点滴までしてたぴーちゃん、とたんに元気復活!!

 
  さて、もうひとつ夏休みらしい話題を・・・・。

 テレビ・雑誌・その他のマスコミのみなさんのおかげで、全国にその名声の広がった10500円「極上松阪牛ヒレ牛肉弁当」。

 夏休みということで、鉄道好き・旅好きな学生さんや若者が、「一生の思い出」(笑)にと、今までないくらい予約をいただきました。

 と言っても、1日1個、2個と少ない数の予約ですが・・・・・^_^;;;;;;(笑)

 みなさん、とても楽しみにしてくださってるのが、受け渡しの時にも感じられて、ぴーちゃんもとってもうれしいです〜♪

 以下は、それぞれのお客様の印象的な言葉ですV( ~_~ *

  「日本一をどうしても食べたいんで、遠まわりしても平気です」(バイクのツーリング青年)

  「一緒に写真撮ってください」(10500円の駅弁を手に満面の笑顔の青年2人組)

  「二人でひとつ食べるんで、お箸もうひとつお願いします」

  「記念にするので、領収書書いてもらっていいですか」

 お客様がいかにこの駅弁に期待を持ってくださってるかが、毎回ひしひしと伝わりました。

 それは、ぴーちゃん、そして、あら竹の今後の駅弁作りへの激励とも感じられ、みなさんのご声援を実感する日々です。

  秋には新商品の発売も予定しております。

 駅弁ファンのみなさまの変わらぬご愛顧を心よりお願い申し上げます。






松阪駅の売店   2003年5月1日
 

  

 最近、松阪駅のあら竹の売店ではおばちゃんに代わってぴーちゃんが店番してることがあります〜♪

 駅の売店って、ガム、チョコレート、パン、ペットボトル、缶ビール、

 そして、松阪の名物の土産品、駅弁など、1坪足らずの小さな空間にすんごくたくさんの商品が詰まってます。

 まるでドラエもんのポケットのような店。

それに、毎朝・毎夕の通勤通学の常連さんも多く、それぞれに《いつもの品》が決まってます。

 例えば、夜7時に顔を出すサラリーマンのおじさんは

 「はい」って何も言わずにお金をお出しになります。

 「ん????」って聞き返してはいけません。

 すかさず350tの缶ビール・ア○ヒ「スーパード○イ」をお渡しせねばなりません。

 この「阿吽(あうん)」の呼吸が大切なんですね。

 「あぁ、オレのこと大切なお客と思って、欲しいものを憶えていてくれるんだ」

 このお客様の要望・お好みを飲み込んでるってことも、時間のない駅のお客様には大変重要なことですね。

 

 駅の売店には買い物以外でもさまざまなお客様がいらっしゃいます・・・・。

 「銀行はどこにありますか?」

 「近鉄のキップはどうやって買えばいいの?」

 「トイレはどこや?」

 「旅館を予約したいんだけど、観光案内所はどこかしら?」

 そんな、道案内・トイレ案内はざら・・・・。

 親切なぴーちゃんは、その方がトイレに行ってる間の手荷物預かりもしております。

 はては、酔っ払いのおっちゃんの人生相談まで・・・・。

 うちの店の前にワンアップとつまみのちくわを手に1時間のおじいさん。

 ぴーちゃんに人生相談まで始めます。

 「ワシとこの息子の嫁は意地が悪ぅてなぁ・・・・。

 酒を隠すもんで、家ではちょっとも飲ましてもらえんわ・・・・。」

 ぴーちゃんがそのぼやきをニコニコきいてあげると

 「女はアンタみたいに親切なほうがええなぁ。息子は嫁をまちごたわ、なぁ、そう思わんか〜!?」

 「アハハ〜〜〜〜あ〜〜たら、こ〜〜〜たら・・・・。

 そりゃ、おじいちゃん、たぶんおじいちゃんの身体を心配して、お酒隠してるんやと思うよ。

 ええお嫁さんやんか〜〜」

 ってワタシが言うと、ものすごく納得してくれて、

 最後には「嫁の土産げに買うたるわ」って、赤○餅を手に、悠々と帰っていかれました〜〜〜~。

 きっと今夜は和やかな夕食になってることでしょ〜〜〜。

 駅は人生の縮図みたい・・・。

 全国の駅の売店のおばちゃん、だれか本書かないかな〜〜〜!?

 いい話いっぱいあると思うんだけどなっ♪

 また、店番してて面白いネタ発見したら報告しますね。

 メモメモ・・・・・っと・・・・。




駅弁大会〜♪  2003年1月24日

 
本年、あら竹は東京・新宿の京王百貨店の駅弁大会に初参加いたしました。
日本一の駅弁大会に出していただいた上に、
初参加の老舗駅弁店ということで、注目をいただき
テレビにもたくさん取り上げていただきました。
みなさまのご声援のおかげで、現在日本各地の駅弁大会で
弊社の「モー太郎弁当」は、当初の予想をはるかに超える売れ行き。
本当にありがたいことと、感謝感謝大感謝でございますm(__)m

駅弁仲間の集う某駅弁人気サイトのBBSでも、
会場での早い時間の売り切れ情報とたくさんの賛辞をいただきました。
その中、唯一『モー太郎・・・・う〜〜〜〜ん。情報倒れ』
という辛い批評がございました。
この言葉は、駅弁大会における、
弊社輸送駅弁の弱点の指摘と、真摯に受け止めてるぴーちゃん。

輸送駅弁は製造後〜お客様がお召し上がりになるまで、
通常の駅売りの場合よりもかなり長い時間が経過しております。
特に弊社の駅弁は、《松阪肉》と《白いご飯》がいわば、武器。
寿司系の輸送駅弁に比べ、輸送駅弁に不向きな事実はいなめません。
『冷めても柔らかい松阪肉』
『松阪肉の駅弁へのお客様の期待を裏切らない品質』
これは、弊社の至上命題。
数年前まで、
「白いご飯の駅弁は駅弁大会にはむかん。駅弁大会に出て評判を落とすようなら、出ん方がええ」
という弊社社長(父)の考えで、輸送駅弁大会をほとんど遠慮しておりました。
しかしながら、最近、松阪牛の力を高く評価し、強く駅弁大会に誘ってくださる駅弁バイヤーさんのお力添えと、昨年のBSE騒動の汚名をどうしても晴らしたいという私どもの切なる願望から、昨年秋の「モー太郎」新発売、駅弁大会進出となった次第です。
「モー太郎」は冷めても美味しく召し上がっていただけるように、柔らかいすき焼き肉を使い、白いご飯の上にはその肉を炊いたすき焼きの煮汁をかけ、さらに肉には特別に開発した生姜風味のタレを最後に再度からめました。

駅弁屋の誠意としてお伝えしたいのは、
弊社はいまだに、頑固一徹、手作りにこだわり、
ご飯・肉を柔らかくする添加物や保存料は一切使っていないという事実。
(添加物で柔らかくなった松阪肉でお客様がお喜びになるとは思えないからです・・・。)
「モー太郎」のすき焼肉は、地元松阪で普通の家庭が夕ご飯のすき焼きに使う、ポピュラーなランクのお肉を使用。
なので、おうちですき焼きのお鍋を前にしたの肉バトルのように、若干、肉の大小、赤み・脂身にばらつきがでます。
(均等な肉質のためにハムのように固めた結着肉をすべて同じ大きさにカットした加工肉では、お客様を欺くことになると思うからです・・・。)

今回の辛口のご意見は、たぶんそのあたりでご満足いただけなかったのではかと想像しております。
同じようにお感じになった方がもしございましたならば、この場を借りてお詫び申し上げますm(__)m
「モー太郎」は大量に作れば作るほど、この克服が必要と思われますので、さっそく課題として取り組みたいと考えます。

今回の京王初出品で、マスコミの方々にはビックリするほどたくさんお取り上げをいただき、報道していただきました。
これはひとえに、松阪牛のブランド力とお客様の期待だと強く実感しております。
これからも美味しさの追求という企業としての努力に
精一杯精進してまいります。
レポートにも書きましたように、厳しい駅弁業界でございます。
これからもみなさま、ローカル線の小さな駅弁屋・頑固者を
どうぞご贔屓くださいませmm(__)mm mm(__)mm



松阪牛モー太郎弁当」新発売!! 2002年10月15日



「松阪牛モー太郎弁当」新発売!!

今月も先月に引き続き、「駅弁」をテーマに、みなさんに知っていただきたいことを
書きますね〜♪

平成14年9月28日、駅弁のあら竹は、
JR松阪駅で、新商品「松阪牛モー太郎弁当」を発売開始いたしました〜〜☆
これは、ぴーちゃんの予想をはるかに越える、華々しい、派手なデビューとなりました。

事前に新聞各紙が、新発売のニュースを大きくお取り上げくださったおかげで、発売の当日の朝、突然にテレビ局が松阪駅での初売りの様子をリアルタイムで取材したいと申し込みがあり、その段取りで大慌てのぴーちゃん^^;
朝、松阪駅での様子がその日の昼のニュースで流れ、その放送直後から、松阪駅の売店には「モー太郎弁当」を買い求めるお客様が、
ひっきりなし、次々に現れて、
勤続30年の売店のおばちゃんもビックリ!!
テレビの即効性を、まざまざと感じたぴーちゃん。

そして、その午後には、全国の地方新聞に各地の新しい話題を提供してる○○通信から、
取材の申し込みがあり、それと前後して、
某有名週刊誌の「秋の新作駅弁特集」に掲載したいとの申し込み、某全国放送のテレビ局からも取材の問い合わせと、ばたばたと電話が続き、大忙し〜〜〜〜〜
うれしい悲鳴のぴーちゃんですぅ^^;

企画開発&広報をひとりで担当してるぴーちゃんは、どの記者さんにどの話をしたのか混乱してしまうほどの、大反響!!!
ご飯を食べる暇もありません^^;
(これをぴーちゃんは、新商品開発ダイエットと呼んでます・・・・猛爆;;;;)

かくて、「松阪牛モー太郎弁当」の新発売は、現在のところ、大成功を収めております。
発売前には、《松阪牛は、今、何かとややこしいので、「モー太郎弁当」の新発売やめた方がいいんじゃない》というご意見もいただきました。。。。。。。。
しかし、こうして、新発売が大成功しましたのは、ひとえに、松阪牛の持つブランド力、
お客様の松阪牛への期待に、ほかなりません。
これが、ふつうの「幕の内弁当」なら、誰も取り上げてくれなかったでしょう・・・・。

うちは、日本でただ一軒の松阪牛専門の駅弁屋。
そして、今となっては、三重県に唯一残った
駅弁屋です。
全国各地で、駅弁屋の廃業が相次いでいます。
大げさな表現をするならば、わが社は、企業の使命として、松阪牛の駅弁を残していかねばなりません。
また、ワタシは「駅弁屋の娘」を天職として、これからも日々精進を続けていかねばなりません。
ワタシ、実は、以前、東京で「女優」をしておりました。
「女優」では、ご飯が食べていけませんので、たくさんのアルバイトもしました。
そして、諸事情から、松阪に戻って、家業の駅弁屋に励み、現在にいたっております。
先日、ある新聞記者の方にこの話をしたら、「アナタはまるで、《駅弁屋を演じてる》みたいですね」と言われました。
アハハ〜〜〜、言い得て妙〜〜〜☆
その通りかもね・・・♪

これからも「駅弁屋の娘」、がんばりますので、みなさまもご支援くださいませm(__)m



駅弁のあるドライブイン 2002年9月15日



うちは、日本で数件しかない「駅弁のあるドライブイン」です。
他店では、峠の釜飯のおぎの屋さんやってるドライブインくらいかな・・・・・。

今月は、この駅弁について、少し解説をいたしましょ〜〜〜♪

みなさんの中には「駅弁って、なぁに?」
「駅弁とコンビニの弁当って、どうちがうの?」っ疑問があることでしょう・・・・。

そもそも、駅弁とは、昔の日本国有鉄道(省略して国鉄、現在は分割民営化されてJR)の駅・車内で販売されてたお弁当の総称です。
つまり、国鉄の管轄下で管理営業を許可されていた業者だけが製造販売をすることのできたお弁当のことでした。

そのため、今でも、「社団法人日本鉄道構内営業中央会」が認可したお弁当だけが、駅弁と呼ばれ、上の駅弁マークを弁当の箱につけることを許されています。
ワタシ達、駅弁屋は、その「社団法人日本鉄道構内営業中央会の会員」です。
だから、よく見ると、私鉄の駅の売店のお弁当には、駅弁とは書いてありませんし、駅弁マークもありません。
松阪駅では、○鉄さんのお弁当が、そうですね^^;


駅弁マークをもらうためには、会社の営業状態、製造過程の衛生管理、原材料の選定、原価に至るまで、厳しい監査と審査があります。
(これは、国鉄時代の名残でしょ〜〜)
これをクリアして、やっと駅弁としての申請が通るわけで、普通に商品を製造・発売するよりも、かなりかなり、ややこしく、たいへんです。

新規の業者が参入するのは、民営化された今となっては、まったく皆無にちかいことでしょう・・・・。
なぜならば、現在の駅弁業界は、大都会周辺のJR子会社である大手駅弁会社が、どんどん業績拡大を図っています。明治から続く東京、横浜、大阪などの大手老舗駅弁屋もひしめきあっていますので、駅弁競争は激化ですぅ^^;
うちのような、地方都市の個人経営の小さな駅弁屋は、ますます、締め付けも厳しく、たいへんですが、まぁ、細々と営業しております^^;

何といっても、駅弁は「地方色の文化」「郷土食の代表」なんですもの・・・・・。

駅弁と、コンビニなどで売っている弁当とはどう違うのかと、問われれば・・・・・。

駅弁は、全国の主要駅のどこでも販売されています。
鉄道の歴史と同じくらい、どこの駅弁屋も歴史があります。
ちなみに、うちは、松阪駅が、参宮線の小さな駅だった、明治29年が創業開始です。
その地方地方の特色名ある産物、名物を、小さなお弁当箱にまるで箱庭のようにつめたのが、駅弁です。
地元の美味しいものを、列車から降りずに車内で、食する。。。。
昔の人の知恵でしょうか〜〜☆
これが、日本の旅の文化のひとつとまで、おっしゃる文化人も多いです。
コンビニ弁当は、日本全国同じ、北海道の○ーソンも、沖縄の○ーソンも、同じものが並んでると思います。
(もちろん、それはそれで、いいところもあるので、否定はしません)
そして、ものすごく短いサイクルで、新商品がでてるでしょ。
駅弁は、20年、30年、のロンセラーの名物駅弁が多いです。
うちの「元祖特撰牛肉弁当」は42年の超ロングセラーですぅ^^;
そして、駅弁は、ほとんで、《手作り》です。
大都市には、大きな工場を持つ駅弁屋さんもありますが、ほとんどは、うちのような零細企業、家族経営の小さな店です。
やはり、食物の世界では、機械まかせはいけないとワタシは考えます。
お母さんの作ったお弁当と同じく、駅弁も、作り手の愛情をお弁当の中に託さねば、お客様にご愛顧いただけないと思うからです。

そのあたり、ある意味、コンビニ弁当とは、価格競争はできません。。。。。
残念ながら、輸入品・冷凍食品などを使わない、地元の食材にこだわったうちの駅弁では、「焼肉弁当500円」の価格設定には到底太刀打ちできませんもの・・・・・
もちろん、味では、絶対に負けませんよ〜☆
たぶん、圧勝でしょう〜〜〜v(~・~*

駅弁とコンビニ弁当は、『似て非なるもの』とご理解くださいませ。

今、流行り言葉のように唱えられている「地産地消」の代表が駅弁とも言えますね。
まだ、一度も駅弁を食べたことのないアナタ、
今度はぜひとも、トライしてみてください。

《駅弁の楽しみを未来ある子供達にこそ伝えたい》、
そうすれば、地方の文化も伝承されていくように思います。
ぴーちゃんからの、心からのお願いです☆”””



幹事の極意〜その2♪ 2002年8月18日



旅行の幹事さんの極意、その2ですね。
旅行先では、その土地の一番おいしいもの、
名物料理をいただきましょう。
「郷に入れば 郷に従え」のことわざ通り、
その土地の名産のものを食べましょうね。

最近、うちのドライブインであった、難儀な注文は・・・・。
「伊勢海老が食べたい!!!」
ご存知の方も多いと思いますが、うちは、本社が三重県松阪、松阪牛の駅弁屋です。
もちろん、ドライブインの名物も「松阪肉料理」。
なのに旅行会社、お客様とも、どうしても「伊勢海老の料理」がご希望とか・・・・。
言葉を尽くして説明したのですが、どうしてものお気持ちが変わらず、かといって、旅行行程では、食事場所はうちしかなく、正直なところ、困ってしまいました。
『お客様は神様』なので、ご要望にはお応えしたいのですが、なにぶん仕入れなどルートちがい、畑ちがいもいいところ。

ワタシは思うのですが、その店の「おすすめメニュー」とは、プロレスにたとえるならば、得意技のようなもの。
ジャイアント馬場の16文キックとか、アントニオ猪木の卍固めとか、『この技が出たら決まり!!これでこの勝負、いただき』ってものが、「おすすめメニュー」ですよね。
うちでは、それが「松阪牛」です。
「おすすめメニュー」では、仕入れも、地元の長い付き合いの信用における店から、新鮮なものを安く納品してもらえますし、その材料を熟練の技で、さらにおいしく料理して、お客様にご提供できます。
得意分野でないものは、納品に距離と時間がかかって、鮮度は落ちます。
反面、その分、単価は、高くなってしまいます。

三重県ならどこでも「伊勢海老」がある、紀州路ならどこでも「まぐろ」が食べられる、そんな風に思いこんでいらっしゃるお客様が、一番困ってしまうワタシ。
結局は、お客様も、本当においしいもの、名物を食べずに終わって、損をしてしまうことになりますよねぇ。
「おすすめメニュー」はそういう意味でも、親切。

幹事さん、予約のときには、きいてください。
「そちらの店のおすすめメニューは何ですか?」
きっと、おいしいものが安く食べれること、
まちがいなし〜♪



幹事の極意〜♪ 2002年7月12日



前回に引き続き、バス旅行の幹事さんの極意を
お教えしましょ〜〜〜♪

まず、団体旅行では、添乗員が付く場合と付かない場合がありますね。
添乗員がいる時は、人数変更、到着時間の連絡など、確認からすべて、おまかせでいいと思います。
でしゃばりはいけませんので、まかせましょう・・・・^^;
でも、最近は、添乗員が付かないこと、経費節減で多いのよん。。。。。
(一般的に、添乗員の旅行代金もお客様の旅行代の総額に含まれますので)

もし、添乗員がいなければ、ぴーちゃんが、前回お話したように、到着前の確認の電話は必ず、幹事さんがしてね〜〜〜♪

ひとつ、こうすると、旅行がより快適になる技を伝授しましょう〜〜〜♪
(ぴーちゃんの連載を読んでくださるあなたに感謝を込めて。。。。。。。。v~_~*)

大昔は、慣習で、バスの運転者さん&ガイドさんの食事代は、無料でした。
えっ〜〜〜ってビックリされるかとも思いますが、それがバス業界の常識でした。
その代わり、無料ということで、内容も「ごちそう」というとこからは遠かったですね。
でも、近年、施設の負担を軽くするため、実費程度のお代金をいただくことに変化してきました。
それでも、うちでは、サービス第一と考え、材料費のみ400円《税金もサービス》を頂戴するだけですわん。
このバス乗務員さんの食事代は、観光会社持ちだったり、お客様が支払ったり、または、自分の食事代は自分で支払いましょうとばかり、乗務員の自己負担だったりと、さまざまです。
これを、幹事さんが会計の時、一緒に払ってあげると、とたんに、ガイドさんの笑顔が増え、バスの運転が丁寧になったりします〜!?
いやぁ〜〜〜、そんなに大きくころっと変わることはないにしても、2人でわずか、800円程度の額ですので、チップのつもりで、幹事さんが支払ってあげると、旅行は、ますます円滑に進むと思いますよ♪
若くてカワイイガイドさんなら、それをきっかけに、恋が芽生えることもあるかも〜〜〜☆
バス乗務員の食事代の支払いは、一般の人では、知らないことが多く、「旅行会社から、そんな話はきいてないよ」って幹事さんが多いことも事実です。
名幹事としては、かっこよく、さっと支払ってあげると、スマートでいいかもよん♪

バスの運転手さん&ガイドさんは、朝早くから夜遅くまで、結構、重労働です。
お客さんを降ろしてから、会社の駐車場で、バスの掃除をするのも、この2人の仕事なんでよ。
旅を安全に、楽しませてくれた感謝の意味も込めて、ねぇ、どっすか、この提案!!!!



これでアナタも名幹事〜♪  2002年6月14日

 

今回は、会社の親睦旅行のシーズンでもありますので、笑い話でなく、読者の皆さんのお役に立つ話をしたいと思います。
たまには、ぴーちゃんも、いいこと言うのよ^^; ねぇ〜〜〜!?

皆さんも、今までに1回は、団体旅行したことあるでしょ・・・・・。
会社、町内会、子供会、友達同士などなど・・・・・・。
お客様を受け入れる側のぴーちゃんから、こういう幹事さんを持つと、団体旅行がうまく楽しく運ぶって、
ポイントを、ナイショで、お話しますね。
題して、《これでアナタも敏腕幹事》の巻。
きっと、社長や上司に『コイツは使える』と認められ、お給料アップはまちがいなし。
周りの人にも、『よく気がつく、やり手の人』として、株が上がりますわん^^;
おほほ〜〜〜、ぴーちゃんの話、役に立つやろ〜〜〜〜♪

ぴーちゃんちを利用してくださると仮定して・・・・・・。
まず、予約は、必ず、入れましょ〜〜〜〜
「10人くらいなら、飛び込みでも、まぁいけるかな〜〜〜」
そういう甘い考えでは、名幹事にはなれませんぞ。
特に、団体旅行の場合、土・日・祭日が利用となりますので、満席、または、混雑してることが予想されます。
大人数での、突然の飛び込みはいただけませんよ。
仮に、うまく席が空いてたとしても、待たされてしまうことは否めません。
『たくさん待たせる』 これは、幹事としてブゥー、大減点ですね。

予約は、最低でも、利用日の5日前には済ませましょうね。
美味しいもの、珍しいものを食べたいと思うなら、食材の仕入れを考え、コノくらいの余裕が必要です。
そして、予約の時には、はっきり日時、人数、予算をご連絡ください。
最近では、まさかの時に、責任者と連絡が取れるように、幹事さんの携帯番号も教えていただくと、
こちらとしては、ありがたいです。
さらに、気が利く人なら、ここで、ファックスなり、メールなりの形に残るもので、予約の確認を求めます。
これは、わが社でも何度かあった失敗ですが、日にちが、違うことがあるんですね。
こちらは「7月4日」(よっか)と聞いたはずなのに、お客様は「7月8日」(ようか)と言ったつもり・・・・。
そういう間違いで、せっかくの旅行が台無しになってはいけませんので、文字で確認することは、
とても大切です。
気軽に「予約確認書を送ってください」とおっしゃっていただければ、
たいてい、どこの店でも、対応してくれます。
後から、確認、変更等の連絡をする時にも、この「予約確認書」は、役に立つと思いますので、これは、オススメ!!

人数の変更が出た場合には、速やかに連絡を〜。
コレは、とても大切なことなので、たとえ一人の増減でも、すぐ知らせましょ〜〜〜。
『連絡は迅速に』幹事の鉄則ですぅ^^;

そして、前日には、再度、予約の店に確認の電話を入れましょう。
(直接話した方が、ベターなので、ファックス・メールなどでなく、前日は、電話にしてください)
予約事項をすべて確認して、到着時間も知らせましょ〜〜。
集合時間から推測した、大体の時間でも可。
なぜなら、料理は、到着時間から逆算して、順序よく作っていくので、暖かいものは暖かく、冷たいものは冷たく、より美味しく召し上がっていただくためには、到着時間はとても大事なんですよ。

さて、いよいよ当日。
集合した時点で、参加不参加がわかるので、まず、人数の変更がある場合は、必ず、連絡をしてください。
わが社では、来店した時点での人数変更(減員)は、不可なんですよ。
たぶん、どこのお店でも同じだと思います。
不必要な出費を防ぐ意味でも、来店までに、減員は連絡のこと!!

「○○商会の幹事の○○です。今日の予約は、2人減って30人になりました。現在地は、□□インターそばの△△パーキングエリアです。ここを10時に出発しますので、到着はたぶん、11時30分くらいになると思います。
よく冷えたビールを20本、用意しておいてください。」
これで、アナタも完璧な幹事さん!!!!
女子社員にモテること、まちがいな〜〜〜し☆

この続きは、また次回に〜〜〜
今度も、役に立つお話しましょ〜ね~~*


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