2009年 5月27日 伊勢新聞

 松阪の新竹商店 「元祖牛肉弁当」 来月1日から200個限定
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【6月1日から新しくなる掛紙と「牛肉弁当」=松阪記者クラブで】
【松阪】松阪市日野町の老舗駅弁店、新竹商店(新竹浩子社長)は、七月のJR紀勢本線全線開通五十周年を記念して販売中の「元祖牛肉弁当」復刻版(千三百八十円)の掛紙(かけがみ)を、六月一日から限定二百個で、昭和四十年代に使用していた「ディスカバー・ジャパン」の国鉄PRロゴ入りに変更する。

 「元祖牛肉弁当」は、同社が紀勢本線全線開通と同時に、全国初の牛肉駅弁として一個百五十円で発売。中身や外観を変えながら、現在も売られている。

 復刻版は同弁当の誕生五十周年も記念し、「なつかしの昭和」をキーワードに、発売当時のままの容器や中身を再現して三月に発売。今月末までは、昭和五十三年撮影のボンネット型特急「くろしお」の走行写真を掛紙に使っており、鉄道ファンなどから人気を集めている。

 二百個限定の掛紙は黄色地に牛の絵や松葉、鈴などが書かれており、「ディスカバー・ジャパン 美しい日本と私」という当時の国鉄PRロゴが入っている「鉄道ファンにはたまらない品」(新竹社長)。同店が保管していた、当時の掛紙を使う。

 販売は松阪駅JR改札横「あら竹売店」などで。電話での予約を呼び掛けている。問い合わせ・予約は新竹商店=電話0598(21)4350=へ。