創業115年記念
「復刻版元祖牛肉弁当」を定番商品化!





 2010年バージョン 掛け紙全7種の入ったのチラシ


ワタクシどもの看板駅弁「元祖特撰牛肉弁当」は
平成21年(2009年)に
発売開始以来ちょうど50年を迎えました。

昭和34年(1959年)7月15日
おめでたき「紀勢本線全線開通」を祝う駅弁として
松阪駅に生まれ、その後長年松阪名物として
ご愛顧をいただいておりますこの駅弁は
新発売の当時には
「元祖牛肉弁当」という名称で
販売価格は150円でございました。

日本で一番高額な駅弁として
鉄道ファンのみなさまを
驚かせ・・・・
「松阪であの駅弁を食べたい」と
鉄道好きの中学・高校生には
「あこがれの駅弁」であったとの当時のエピソードを
平成の今、素敵なロマンスグレーの紳士になられたみなさまから
うかがいました。

日本屈指のロングセラー駅弁として
半世紀を経ました今も
地元松阪はもちろん、全国の駅弁愛好家のみなさまに
お買い求めいただけることは本当に幸せなことと感謝しております。

本年平成22年に
明治28年(1895年)の創業開始以来115年を迎えますワタクシどもでは
その記念として、昨年大好評をいただきました
「復刻版元祖牛肉弁当」を定番商品として
このまま、51年め、52年めと、掛け紙をいろいろに工夫しつつ
販売を継続してまいろうと考えました。

現在の駅弁の流れは
(これは昨今の流通業界の傾向でもありますが・・・・)
「毎年次々と新しい駅弁を作る」 イコール
 「新作をどんどん作っては、年ごとに使い捨てのように次の企画へ移行する」
そんな風潮が目立ちます。

大都会の消費力に満ち溢れ、利益を追い求める姿勢は
「勝ち組」が優先される資本主義社会では当然ですが
営利目的だけでは、「鉄道文化」は生き残れないとも思います。
なぜなら「鉄道」には、
ひとりひとりの「旅の思い出」が存在するから・・・・。
「スピート」「合理性」「利益最優先」そんな言葉の反対側にある
「ゆっくり」「癒し」「時空を楽しむ」・・・昭和の良き時代・・・・
ある意味、そんな気持ちをどこかには残しつつ
先に進むことも今の時代には必要だと感じます。

「駅弁」もそんな「鉄道文化」のひとつです。
「日本の鉄道文化の一翼を担う駅弁」は「昔ながら」が王道と考えます。
「駅弁を次々生み出すことだけにエネルギーを使うことは
自社のこれまで蓄積した力を疲弊させ、いつか破綻がくる」
と心から現状を危惧するものです。

「子供のころ親父とお袋とで新宮のじいさんのとこへ夏休みに行くんさぁ。
ボンネットのくろしお号に乗ってなぁ・・・・
あんたとこの『牛肉弁当』を食べるんが一番の楽しみでさぁ・・・」
こういうお客さまが、今、ご自分のお孫さんに
「復刻版元祖牛肉弁当」を手渡しながら
ご自分の思い出を話される・・・・。

長く販売を続けていくことこそが「駅弁屋」の使命と心から思います。

「お客様の鉄道旅の思い出」を守り続けることが
駅弁屋らしい本来の姿であると思いますぴーちゃんは
時代に逆らうようですが・・・頑固なようですが・・・
「継続することこそ大切!」との気持ちから
このたびの51年めの「復刻版元祖牛肉弁当」を企画いたしました。
52年、60年もご期待くださいね・・・。


《 第6弾掛け紙 》
紀勢線名物の重連貨物輸送DD51ディーゼル機関車の雄姿
(1998年 船津〜相賀にて撮影)



《 第7弾掛け紙 》
紀勢線名物の重連貨物輸送DD51ディーゼル機関車の雄姿
(1998年 大曽根浦〜九鬼にて撮影)




紀勢線の重連貨物輸送は今では見られなくなりましたが
長いコンテナを連ねて走るその力強い姿は
まさに「貨物輸送の立役者」!
無骨な野武士を彷彿とさせる走行シーンは
たくさんの鉄道ファンの記憶に強烈に残るもので
ディーゼル機関車の音と共に
懐かしく思い出される方も多いと思います。

この「時代に迎合しない愚直さ」が
駅弁屋を引き継ぐワタシたちも
心にしっかりと刻み、忘れてはならないものだと思います。

《 駅弁の内容 》



51年めは「51」という数字の語呂合わせもあり
DD51の走行シーンにいたしましたが
52年め、53年めは・・・・・・いかがなりますか・・・・
「継続は力なり」(哲学者カントの言葉)
あら竹一同心を合せて頑張ってまいりますので
さらなるご声援をよろしくお願い申し上げます。

紹介の新聞記事はこんな風です!!

2010年3月19日付け
伊勢新聞

2010年4月2日付け
中日新聞


2010年4月15日付け
朝日新聞



昨年のイベントにつきましては
こちらをご覧ください。


紀勢本線全通&
牛肉弁当誕生
ダブル50周年企画



懐かしい昭和の世界へ!
復刻版牛肉弁当!
2009年度の掛け紙5種はこんな風でした。
(詳しい内容は↓をクリックしてください)





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